求人を探したいんだけどどうすればいいの?
転職サイト以外にも方法があるの?
それぞれの特徴が知りたい
どれが自分に合った方法なの?
いざ転職活動を始めて求人を探そうと思ったとき、”どうすればいいんだっけ?”と立ち止まる人もいるかもしれません。
求人を検索してみると転職サイトや転職エージェントのページがたくさん表示されますが、実は求人を探す方法は他にもあります。
他の方法も知っておくことで自分に合ったやり方で転職を進めることができますし、希望する求人が見つからなかったら違う方法を取ることもできます。
転職活動はハードな道のりになることも多いので、できるだけスムーズに進めていきたいですよね。
そこで今回は、転職活動をするなら知っておきたい転職方法を網羅的にご紹介します。
この中から自分に合った転職方法を選びましょう。
この記事を読んで分かること!
- 知っておきたい転職方法8種&各メリット・デメリット
- タイプ別おすすめの転職方法
おすすめの転職方法&種類別メリット・デメリット

転職サイト
まずはテレビや電車などの広告でもよく見かける転職サイトです。
おそらく今回紹介する中では求人数はトップクラス。
希望の条件で絞って検索し、好みの求人があればそのまま応募できます。
登録が必要ですが、ほとんどの転職サイトは無料で利用できます。
スマホでも利用できますので、情報収集にも役立ちます。
転職サイトのメリット
✓求人数が多い
✓スマホでいつでも検索できる
✓無料で使えて、そのまま応募もできる
転職サイトのデメリット
✓求人数が多いため、希望条件が曖昧だと決めきれない
✓企業と直接やり取りすることになるので、希望条件などは自分でしっかり伝える必要がある
転職エージェント
こちらも大手企業の広告で知っている人も多い転職エージェントです。
大手の転職エージェントは転職サイトもあわせて運営している場合が多いです。
転職エージェントのサービスでは、登録するとまず担当のキャリアコンサルタントと面談し、これまでの経歴や希望の条件などを伝えます。
必要であれば職務経歴書の添削や面接対策も行ってくれます。
企業との間に転職エージェントが入って仲介してくれるので、求職者は直接企業と交渉する必要はありません。
転職エージェントのメリット
✓転職のノウハウや企業・業界情報を教えてくれるコンサルタントの存在は頼りになる
✓大手の優良企業の求人が多く揃っている
✓企業とのやり取りや調整は転職エージェントが担ってくれる
転職エージェントのデメリット
✓転職エージェントが紹介できる求人の中からしか選べない
✓希望に合わない企業を進められたり、内定を急かされることもある
✓誰でも転職エージェントのサービスが使えるわけではない
ハローワーク
ハローワーク(公共職業安定所)は国の機関であり、求職者も企業も無料で利用することができます。
そのため中小企業の求人も多く掲載されています。
自分で求人検索することもできますし、窓口でスタッフに相談しながら求人を探すこともできます。
ハローワークのメリット
✓転職サイトなどには無い求人を探すことができる
✓ハローワークは中立の立場なのでスタッフに相談しやすい
✓地元での仕事探し、拠点を変えての仕事探しがしやすい
ハローワークのデメリット
✓窓口を利用する場合、営業時間は平日の日中がメインのため土日は混雑することもある
✓高い給与や大手優良企業の求人は少なめ
企業のサイトから直接応募
こちらは企業のホームページから直接応募する方法です。
ほとんどの企業は採用ページを設けているため、”この企業に転職したい!”と目的の企業がある方は、転職サイトなどを通さず直接応募することができます。
有名企業でも直接応募する人は少ないため、採用担当者に経歴書を見てもらえる可能性が高いです。
企業側としては採用コストを抑えられるいうメリットもありますが、採用方法を転職サイト経由でまとめている企業(ホームページでは受け付けていない)もあります。
直接応募のメリット
✓直接応募する人は少ないため、採用担当者に応募書類を見てもらえる確率が高い
✓その企業に入社したいという強いアピールになる
直接応募のデメリット
✓採用ページを更新していない、または閉じている企業も多い
✓興味のある企業すべてに直接応募するのはかなり手間がかかる
SNS経由
こちらはSNS経由でスカウトされたり応募したりする方法です。
特にIT企業やSNSを積極的に利用している企業だと、SNSを通じて採用につながるケースがあります。
元々知っている企業のアカウントであれば事前に雰囲気などが分かるためミスマッチは起こりにくいですが、条件面は選考が進んでから交渉することになります。
SNS経由のメリット
✓過去の投稿を見ればサービスや社員の雰囲気が分かることもあり、入社後のミスマッチが起こりにくい
✓いきなり面接に進むのではなく、カジュアル面談や話を聞く場を設けやすい
SNS経由のデメリット
✓詳しい条件面は選考が進んでから確認・交渉となる
✓SNSのアカウントに詳しいプロフィールを記載したり、フォロワーが多いなどのアピールポイントがないと埋もれてしまう
友人の紹介・リファラル
友人が勤める企業に紹介で入社する方法もあります。
リファラル採用と言って、社員紹介制度を積極的に取り入れている企業も多くあります。
転職先に友人が勤めていれば安心感がありますし、事前に社内の雰囲気なども知ることができます。
また、企業側もリファラル採用は採用コストが抑えられたり離職率が低い傾向にあるなど、お互いにメリットがある方法です。
友人紹介のメリット
✓友人から事前に会社の雰囲気や特徴などを教えてもらうことができる
✓入社したての頃は社内に相談できる友人が一人いるだけで安心できる
友人紹介のデメリット
✓退職を考えたとき、友人に言いにくい
転職フェア・イベント
転職フェア・転職イベントは、複数の企業がひとつの会場に集まって転職の説明会を実施するリアルイベントです。
各企業の出展ブースでは、社員や採用担当者と直接話すことができます。
一日でいくつもの企業の説明会に参加できるので、効率的に検討することができます。
転職フェアのメリット
✓一日でいくつもの企業の説明会に参加できる
✓検索では見逃していた企業との出会いがある
✓社員や採用担当者と直接話ができる
転職フェアのデメリット
✓大規模イベントの場合、混雑していて話す時間が取れないこともある
✓開催日と転職のスケジュールが合わないことがある
派遣・紹介予定派遣
離職期間を作りたくない方や転職に失敗したいくない方は、派遣会社に登録するのもひとつの方法です。
正社員としての転職よりも派遣社員として入社する方が、比較的ハードルは低めです。
派遣社員から正社員に登用されることもありますし、確実に正社員になりたい場合は、求人数は少なくなりますが紹介予定派遣という形を選ぶこともできます。
派遣のメリット
✓離職期間を作りたくない場合は、派遣社員での採用も視野に入れると求人数が広がる
✓実際に働いて社風や業務内容を知った上で正社員を目指すか検討できる
派遣のデメリット
✓一般派遣の場合、正社員登用が確定されているわけではないし、派遣期間の変更もありうる
✓紹介予定派遣は求人数が少ない
タイプ別おすすめの転職方法

情報収集の段階の方
まだ情報収集の段階で、具体的に転職活動を開始する前の方におすすめなのは、
☞転職サイト
いきなりいくつもの転職サービスに登録しても情報量が多くて目を通せなくなる可能性が高いので、まずはひとつ利用してみましょう。
スマホで利用できて、特に求人数が多い転職サイトがおすすめです。
良い求人があれば・スカウト待ちな方
「希望に合う求人があれば転職を考えようかな…」「スカウトされたら検討するけど」という方におすすめなのは、
☞転職サイト
☞転職エージェント
☞友人紹介
良い求人があれば検討したいということであれば、スカウト機能のある転職サイトや転職エージェントに登録しておくのがいいでしょう。
転職エージェントは一度面談が必要になりますので、手間がかかって嫌だという場合は転職サイトで十分かと思います。
また、友人数人に転職を考えていると話しておくと、紹介の話がもらえるかもしれません。
積極的に求人を探したい方
積極的に自分で動いて、転職活動を進めていきたいという方におすすめなのは、
☞転職サイト
☞直接応募
☞SNS経由
誰かを経由せず、直接企業とやり取りできる方が短期間で進められます。
すべて自分で把握しておきたい派の方は、積極的に動いていける方法が合っていると思います。
転職を決める前にしっかり検討したい方
転職を決める前に条件面や会社の雰囲気などしっかり見てから検討したい方におすすめなのは、
☞転職フェア
☞派遣
転職フェア・イベントではその企業に働いている社員と話すことができますし、派遣社員であれば実際に働いてみることができます。
転職を失敗したくない、会社内の雰囲気を重要視している、という方にはおすすめです。
希望する企業が明確にある方
この企業に入社したい!と明確にゴールがある方におすすめなのは、
☞直接応募
☞SNS
目的の企業がある場合は、まずは企業公式サイトの採用ページや企業のSNSアカウントをチェックしましょう。
また、その企業が転職サイトや転職エージェントを利用している場合は、そちらを経由して応募する方法もあります。
一人での転職活動は不安な方
相談しながら転職活動を進めたいという方におすすめなのは、
☞ハローワーク
☞転職エージェント
☞友人紹介
ハローワークや転職エージェントであれば専門のスタッフにアドバイスをもらいながら転職活動を進めることができます。
また友人紹介であれば、事前に選考内容や紹介で入社した人の情報なども聞きやすいので安心できますね。
複数の転職方法を試してみよう

8種類の転職方法について、それぞれの特徴やメリット・デメリットをご紹介しました。
ご覧いただくと分かる通り、特徴によって自分に合うもの合わないものがありますし、目的によっても使うサービスは異なります。
転職活動の目的や予定に合わせて、一番適した方法を選ぶといいでしょう。
複数の方法を知っておくことで、ひとつの方法がうまくいかなかったとしても他の方法に切り替えることができます。
それぞれの方法で掲載されている求人情報が異なるので、できれば2つ以上の転職方法を試してみることをおすすめします。
ひとつ注意点をあげるとすれば、同じタイミングで複数の転職方法を使い始めるのはおすすめしません。
特に転職サイトなどで大手企業のサービスを何社も登録すると、その日から大量のメールが届いたりアプリのプッシュ通知が届きます。
情報を選別する手間もかかりますし、”もう見たくないや、、”とすぐに疲れてしまうことも。
何より有力な情報を見逃してしまう恐れもありますので、順に試していく方が確実にそのサービスを活用できるともいます。
この記事を参考に、自分に合った転職方法を試してみてください!