✓転職で失敗したらどうしようかと不安で動けない
✓失敗しないために今何をしておけばいいの?
✓ 転職したけどすぐに再転職したい…でもまた失敗するのがこわい!
転職は仕事人生の中でも大きなイベントのひとつ。
その転職では失敗することなく希望通りの結果を得たいですよね。
失敗を避けるためにも、まずはよくある転職失敗例を知っておきましょう。
失敗例から学べることは多く、知っておけば事前に対策できることがほとんどです。
実際に同じような失敗例が起こるかは分かりませんが、それでも想定できることは事前に対策しておいて間違いはありません。
転職で失敗しないように、後悔のない決断ができるように、その参考にしてみてください。
この記事を読んで分かること!
- 転職活動中&入社後に気づいた失敗例
- 転職で失敗しないための対策
【転職活動中】の失敗例

条件交渉ができなかった
求人票に応募条件は書いてあるものの、”給与:〇〇万円~〇〇万円”のように幅を持って記載されていることはよくあります。
また、配属の部署や業務内容なども”本人の希望と適性を見て判断します”のように未定の箇所もあります。
本来であればこの未定部分は面接の中ですり合わせし、条件交渉の際に確定することになります。
しかし、選考が進んでも条件の話が出ずになんとなく流れで内定を承諾してしまうと、後でトラブルになることも。
内定を受諾してからでは遅いので、その前に条件面での確認は必須です。
転職先が決まる前に退職してしまった
転職先が決まる前に退職する方も多くいますが、無計画に退職してしまうのはリスクが高いです。
まず困ることといえば経済面。
毎月の給与が入らなくなるのは思ったよりダメージが大きく、転職活動の進捗に焦りが出ます。
自己都合での退職ですと失業保険の給付も約3か月後からです。
余裕をもって3か月~半年程度の生活資金を準備しておくといいでしょう。
転職活動が思った以上に難航…
「半年を予定していた転職活動だが、思っていた以上に進みが悪くて焦る…」ということも多くあります。
過去に転職活動をした経験があったとしても、年代や経験によって求めるものも求められるものも変わりますので、以前と同じようにはいきません。
年代が上がるほど求人数は少なくなる傾向にあるので、転職活動を行うタイミングでも出会える求人が変わってきます。
転職以外の方法を考えずに安易に決断
現職での失敗や人間関係に疲れて、”すぐに転職だ!”と考えてしまうのは危ないです。
一時的な落ち込みの可能性も高く、時間をおけば解決することも多いです。
安易に転職を決めると現職より合わない環境の会社を選んでしまう可能性もあるので、転職をする際にはその目的や理由を考えてから行動しましょう。
【転職後】に気づいた失敗例

条件が違う
・給与、ボーナス
・休日日数
・残業時間
・配属部署
上記のような条件面は、入社後に聞いていた話と異なることがあります。
きちんと条件交渉して入社した場合でも、入社後に急に異動になったり会社が合併したりとどうしようもないこともあるかもしれません。
転職してすぐに条件が変わるのは”聞いていた話と違う…”と不満に感じるポイントです。
想像していた業務内容と違った
・企画系の業務だと思っていたら、新規開拓営業だった
・想像していた業務内容と全然違った
特に憧れの会社やサービス、職種へ転職した場合、こういったギャップが多く発生します。
外から見る会社や職種のイメージと、実際に従事した現実とではギャップがあるのは仕方がないことです。
ただこの場合は、事前リサーチで十分回避できます。
面接などで詳しく業務内容を確認する、自分と同じメンバークラスの社員と面談させてもらう、同業界の会社や職種の知人に話を聞いてみる、などして現実面を見るようにしましょう。
人間関係のトラブルに巻き込まれた
・社内の派閥抗争が激しくて仕事がしにくい
・直属の上司や先輩の評判が悪く、自分も遠巻きにされている
これは入社してからでないと分からない点です。
入社してすぐ人間関係に問題があると気づくと"転職に失敗したかも…"と不安になりますが、まずは状況を把握しましょう。
組織では人の動きはよく起こるので、誰かひとりでも異動や転職をすると一気に雰囲気が変わる場合もあります。
入社してすぐであれば、選考の際に担当だった人事の方に相談してみるのもおすすです。
前職の方が良かったと後悔
・前職の方が人間関係も良く、仕事もスピーディーでやりやすかった
・スキルアップを望んで転職したのに仕事量が少なく暇だ
・前職より忙しいのに給与が低くなってしまった
業務内容や条件面、人間関係などポイントはいくつかありますが、転職後に前職の方が良かったと思う場面もあるかもしれません。
誰にとってもこの会社が一番だと言える会社はありませんが、離れてみて前職の良かった点が見えてくることもあります。
ただし転職直後は、まだ慣れていないために不自由を感じているだけという場合もあります。
まずは現職に慣れて、会社のルールや仕組みを理解すれば解消されることが多いです。
前職との比較をしても意味のないことですので、そんなときは転職の目的・何を優先して転職をしたのかを思い出しましょう。
面接で会った人が退職していた
・この人が上司なら成長できそうだと期待していたのに、入社したら退職していた
・業界で有名な人と一緒に働きたくて転職したが、入社後すぐに退職してしまった
選考で会った人が入社後に退職していたということはよくある話です。
また頼りにしていた上司が転職してしまって仕事に支障が出るのではと不安になることもありますね。
採用面接では魅力的な人が担当するため憧れを抱きやすいですが、面接官もあくまで一社員です。
自分と同じく転職を検討しているかもしれませんし、ずっと一緒に働けるとも限りません。
尊敬できる上司や先輩がいることは貴重ですが、その一点を理由に転職を決断することはやめましょう。
社長や上司の考え方が合わない
・ベンチャーに転職したが、ワンマン社長の考え方が合わずに仕事がやりにくい
・マネージャーとして転職できたが、上司と合わなくて成績が振るわない
こちらも転職前には気づきにくい点です。
マネージャー職でなくとも直属の上司と考えが合わないと仕事がやりにくく、結果につながらない場合がよくあります。
トップダウン型の組織ですと、いきなり自分で考えた企画を通すのは難しいかもしれません。
この場合でもまずは状況把握から始めましょう。
企画を通したり提案できるようになるためにも、まずはその組織で実績を上げるための戦略を考えるのがおすすめです。
転職で失敗しないための対策

転職の活動資金・生活資金を確保しておく
転職活動がどれくらいの期間になろうとも、事前に転職の活動資金を確保しておきましょう。
基本的に転職サービスは無料のものが多く、転職活動自体に大きなお金はかかりません。
ただし、人によっては服装を整えたりパソコンを購入したりと準備が必要な場合があります。
他にも地域を変えて転職活動する場合は、交通費や宿泊費がかかることも。
転職活動が長期化し現職を先に退職する場合も考えると、生活費は最低3か月分(失業手当もらえる期間)を確保しておいた方が安心です。
円満退社・現職に出戻りOKか確認
転職する際には円満退社を心がけましょう。
円満退社といっても特別にすることはなく、退職交渉をして引継ぎなど業務を完了させ、最後にお世話になった方々に退職の挨拶をすれば十分です。
最後だからといって不満を伝えたり、業務を放棄して他の人に迷惑をかけるようなことをせず、最終日まで自分の業務に対応するだけです。
今後仕事で関わる機会がない人の方が多いとは思いますが、嫌な印象は残さず退職しましょう。
また、現職の会社が出戻りすることも可能か確認しておくのもいいでしょう。
明確なルールはないとは思いますが、社内に転職したけど戻ってきた社員がいるかどうかを見れば分かります。
転職する際に出戻ることは考えないとは思いますが、万が一そうなったときに上司といい関係が築けていると、推薦してくれる可能性があります。
個人を決め手に転職の決断はしない
転職先の社員個人を転職の決め手にしない、ということも頭に入れておきましょう。
面接官を担当する人事の採用担当や事業部の責任者、役員、社長はとても魅力的で、”この人と一緒に働きたい”と期待を持つ方も多くいらっしゃるかもしれません。
その方たちが魅力的であることには変わりないですが、あくまで面接の応募者への対応ということもお忘れなく。
社員に対する顔と異なる可能性もありますし、日々の業務となると夢を語るだけでは進まないこともあります。
また、先輩や上司であっても自分と同じように転職や起業を検討している方は多いです。
面接官だった方が入社したら退職していたということもよくある話です。
”〇〇さんが転職の決め手になった”、と考えていると、入社後にその人がいないと裏切られた気持ちになるかもしれません。
個人を決め手に転職の決断はせず、会社や事業への関心度や自分のキャリアをメインに判断しましょう。
条件交渉はきっちりする
”給与や休みについては言いにくいから…”、と面接で言い出せずにいると入社後に全然違う条件だったことが分かり後悔することもあります。
特に条件面の優先度が高い方はきちんと交渉するのが大切です。
とはいえ言いにくいのも分かりますので、まずは求人票をチェックして判断することで十分かと思います。
選考が進んで最終面接の前後に条件交渉できる場があるので、その際にきちんと交渉しましょう。
面と向かって言いにくい場合は、メールなどで希望条件や確認したい点をまとめて送りましょう。
内定承諾してからでは交渉は難しいので、その前に伝えておくのがベストです。
注意点としては、一次選考など早い段階で条件面の話ばかりすると、志望動機がないと判断されやすいので気を付けてください。
まずはその会社や業務内容を検討し、候補に残った段階で条件面を確認。
そして条件面も含めて選考を進めている他社や現職と比較するという流れで進めるとスムーズです。
転職活動は計画的に行う
転職で失敗したくないと思う方は、必ず計画的に進めるようにしてください。
計画通りにいくことばかりではありませんが、常に修正しながら進めていけば失敗は防ぐことができると思います。
まれに一社しか受けていないのに転職に成功する方もいますが、誰にでも当てはまる方法ではありません。
短気や思い付きで転職を決断せず、事前に情報収集やシミュレーションをして計画的に進めていくことをおすすめします。
失敗例から学ぶことは多い!

転職は仕事の環境も人間関係もがらりと変わる大きな変化です。
転職前と転職後では見える景色が違うので、実際に働いてみないと分からないこともたくさんあります。
その大きな変化を決断する上で後悔のないように、事前によくある失敗例を参考にすることがおすすめです。
あらかじめ予想できることでしたら事前に避けることができます。
転職の失敗例を参考に、後悔のない転職をしてくださいね!