カジュアル面談って何?
1次面接ってこと?
カジュアル面談で落ちることってある?
何に気を付ければいいの?
カジュアル面談は実施している会社としていない会社がありますが、よく見かけるようになった採用手法です。
本記事では、カジュアル面談とは何か、選考とはどこが違うのか、カジュアル面談を受ける際の注意点などをご紹介します。
気になる企業がカジュアル面談を実施していた、カジュアル面談のオファーがあった、などこれから受ける方はその前に読んでおくと進め方や注意点が分かり安心です。
この記事を読んで分かること!
- カジュアル面談の目的や面接との違い
- カジュアル面談の進め方
- よくある疑問・気になる点
カジュアル面談とは?目的や面接との違い

カジュアル面談とは?
カジュアル面談とは、企業と応募者の情報交換の場であり、お互いの理解を深めるためにフランクに話せる場です。
選考の一部ではないため、カジュアル面談で採用の合否が決定するということはありません。
応募者は企業のことをまだよく知らない状態でもカジュアル面談で詳しく知ることがでいますし、企業側も自社の事業やサービスのことを紹介しアピールすることができます。
すべてが採用につながるわけではありませんし、面接に比べると気軽に参加しやすい場でもあります。
選考前にカジュアル面談を行うことで会社の雰囲気や働き方などを事前に共有できるため、入社後のミスマッチを防ぐ効果もあります。
IT業界やベンチャー企業、エンジニアなどの職種で実施しているのを見かけることが多いです。
面接とは異なる点
カジュアル面談が、選考である面接とは異なる点は主に以下の点です。
✓履歴書などの応募書類が不要
✓服装は自由
✓面談場所は会議室ではなく、社内のカフェスペースや飲食店ですることも
✓年代や経験の近い先輩や同僚と話ができる
✓採用判断を行わない
企業によって多少やり方は異なりますが、カジュアル面談は基本的に選考ではなく、会社見学・説明会に近い雰囲気です。
とはいえ一方的に会社の説明を聞くのではなく、応募者からの質問もできる場です。
むしろ面接では聞きにくい点も社員に直に質問することができるので、応募者の疑問や不安が解消できる良い機会でもあります。
カジュアル面談の進め方

企業からのオファーまたは応募する
カジュアル面談は、企業から面談のオファーを受けるか、自分で応募することで参加できます。
転職サイトではあまり見かけませんが、SNSのように企業側も積極的にコミュニケーションを取れるサービスではカジュアル面談を実施している企業を見かけることが多いです。
カジュアル面談は正式な選考ではないので、興味はあるけどまずは話を聞いてみたいと思っている企業の社員と気軽に話せるメリットがあります。
企業側も応募者のプロフィールが詳しく記載されていない場合に、もっと詳しく聞いてみたいと思いオファーすることもありますね。
※カジュアル面談とはいえ、まったく興味がない会社からのオファーであればお断りして問題ありません。
事前準備
面接ではないとはいえ、カジュアル面談に参加する際には事前に会社概要や事業内容について調べていくことをおすすめします。
仮にオファーを受けた場合でも受け身ではいけません。
面接のように質問が用意されているわけではなくお互いがフランクに話せる場ですので、「気になる点を全部聞いてみる」くらいのスタンスでいきましょう。
カジュアル面談当日
面接と同じ会議室で行うというよりは、会社内でもカフェスペースなどカジュアルな場所で開催することが多いです。
簡単に社内を案内してくれることもありますね。
会社以外ですと、近辺のお店でお茶やランチをしながら話すこともあります。
服装もオフィスカジュアルなど気にせず、普段の服装でOKです(身だしなみや清潔感は必須)。
カジュアル面談で話をする相手は年代や経験が近い社員である場合が多く、緊張せずに話せる場を準備してくれることが多いです。
面談後のお礼メール・次のステップ
面談終了後には必ずお礼メールをしましょう。
正式な選考ではないとはいえ、ビジネスマナーとして必須です。
その後の流れとしては、話を聞いて興味がわき「選考を受けたい」と思ったら、その旨を伝えてください。
面談相手が調整してくれて選考の連絡が来る場合もありますし、応募ページを案内されることもありますので、指示に従って選考に進みます。
この際、カジュアル面談での話も志望動機に含めることができるので、あらためて面接で話す内容をまとめておくといいでしょう。
一方面談後に、「自分とは合わない」、「興味がなかった」、「今すぐ入社するのは無理そう」と判断したら、選考に進まなくて問題ありません。
お礼メールだけ送って終了となります。
企業側から「選考に進んでほしい」、「上長にも会ってほしい」など連絡がくる場合もありますが、その場合も進むのも断るのも自由です。
ただし進む場合は、どこからが正式な選考になるのかは把握しておいた方がいいでしょう。
選考に入り面接ということになると、応募書類の準備や志望動機なども聞かれることになりますので、準備が必要です。
カジュアル面談の疑問

カジュアル面談で落ちることある?
カジュアル面談は選考ではないため、合格・不合格という判定をされることはありません。
基本的にカジュアル面談から選考に進むかどうかは応募者次第であり、選考に進む場合は他の応募者と同じく書類選考から始まります。
ただし、企業側も「一緒に働きたい」、「自社で活躍してくれそう」と思った方には、カジュアル面談後に選考のオファーがくることもあります。
カジュアル面談を受けたら選考に有利?
カジュアル面談から選考に進む場合でも、一般的な応募同様に必要な応募書類を用意し、書類選考からスタートします。
カジュアル面談を受けたからといって、書類選考や一次選考が必ず受かるというわけではありません。
ただし、カジュアル面談を受けている場合は、そのときに話した社員の意見が選考に反映されることも。
応募者の志向やスキルなどを考慮して面接官が変わったり、適したポジションを提案されることがあるかもしれません。
応募者としては、カジュアル面談で話した内容を面接でのやり取りに活かすことができるので、他の応募者と比べて深く理解したり一歩踏み込んだ質問をすることができると思います。
志望動機や事業、組織などについて面談で得た情報を踏まえて話すことができます。
カジュアル面談でしちゃだめなことは?
選考ではないとはいえ、他企業の社員と話をするのでビジネスマナーは守りましょう。
■基本的に守ること■
✓日程調整のやり取りは丁寧に、早めに返す
✓約束の時間に遅れない
✓敬語を使う
✓ネガティブな言い回しや批判的なことは言わない
✓給与や福利厚生など条件面ばかり聞かない
✓お礼メールをする
カジュアル面談では同世代や先輩が話をしてくれることが多く、フランクな雰囲気で緊張感が少ない場となります。
だからといって気を抜いて失礼な態度や質問をしてしまわないように。
また、会社のことを教えてくださいというスタンスで、事前に何も調べずに向かうのもやめましょう。
あくまで相互理解のための場ですので、応募者も質問や興味のあることを質問できる場です。
カジュアル面談は選考ではありませんが、選考に進んだ場合は話をした社員の意見が反映されることもありますので、悪印象にはならないように気を付けましょう。
選考に進むかどうかの判断はどうすればいい?
カジュアル面談で話を聞いて、「会社や事業への興味がわいた」、「自分が働くイメージができた」という場合は、選考に進むという判断でいいと思います。
ただし、現状の経験やスキルがあきらかに会社が求める基準に足りていない場合や、自分と合わない場合は、検討し直してみるのがいいかもしれません。
カジュアル面談した方に再度相談という形で、今の自分に足りていないスキルや経験を聞いてみることもできますね。
選考に進むと明確に合格・不合格という結果が出ますので、どのタイミングで選考に進むのかは検討が必要です。
カジュアル面談を受けたからといってすぐに選考に進まなければいけない、というわけではありません。
一方、カジュアル面談で話を聞いたら「予想していた会社と違っていた」、「会社の雰囲気が自分には合わなそうだ」と感じたならそこで終了しましょう。
判断しきれない場合や、別の部署の方と話してみたいと思ったら相談するのもありです。
しっかり検討して判断しましょう。
カジュアル面談を実施していたら活用しよう

カジュアル面談は面接異なる点が多いですが、もし興味のある企業がカジュアル面談を実施していたら活用してみましょう。
いきなり選考に入るよりも、会社について深く知ることができます。
実際に社員と話してみると検索だけでは分からない情報も得られますし、選考に進んだ際の予行練習にもなります。
面接では聞きにくい現場での働き方や会社の雰囲気のことも質問できる機会なので、活用することをおすすめします。